驚異の失点率を誇るノイアー ブンデス史上断トツの最少記録と公式サイトが発表

1試合平均0.79 歴代で唯一失点1を切る

 バイエルン・ミュンヘンのGKマヌエル・ノイアーが、名実ともにドイツ最高の守護神であることを証明した。19日のハノーバー戦でブンデスリーガ300試合出場を達成したGKは、歴代の名手をしのぐ好成績を残していることが分かった。ブンデスリーガ公式サイトが伝えた。

 ノイアーは下部組織からトップチームデビューし、2011年までプレーしたシャルケで156試合154失点。その後加入したバイエルンで144試合84失点という成績を残してきた。合計すると300試合で238失点、失点率(1試合あたりの平均失点数)は驚異の0.79を記録。バイエルンのみでの成績を見れば、失点率はわずか0.58だった。

 過去100試合以上に出場したGKの中で、失点率が1を切っているのは、このノイアーのみ。2位につけるのは、元バイエルンでドイツ代表のオリバー・カーン氏(557試合582失点)だが、その失点率1.04を大きく上回った。そして、ハノーバー戦でもクリーンシート(無失点試合)を達成したことで、無失点試合数も143試合を数えた。出場試合に対する無失点試合率は47.7%と、約2試合に1度は対戦相手を完全にシャットアウトしていることになる。

 また、UEFAチャンピオンズリーグでの失点率は0.92、DFBポカールでは0.55を記録したという。14年のブラジル・ワールドカップでも、ペナルティエリアの外まで飛び出して行く「超攻撃的GK」として話題になったノイアーだが、そのGKとしての能力も間違いなく世界最高であることをあらためて証明した。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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