殊勲の鈴木優磨、2戦連続決勝弾で今季3点目 連係に手応え「全員で取ったいいゴール」

シント=トロイデンFW鈴木優磨が今季3点目【写真:STVV】
シント=トロイデンFW鈴木優磨が今季3点目【写真:STVV】

シント=トロイデンがオーステンデに1-0勝利、2連勝で暫定10位に浮上

 ベルギー1部シント=トロイデンのFW鈴木優磨は、現地時間2日にホームで行われたリーグ第14節オーステンデ戦で2試合連続となる決勝ゴールを奪い、1-0の勝利に貢献した。これでチームは2連勝となり暫定で10位に浮上。殊勲の鈴木は試合後、「全員で取ったいいゴールだったと思います」とゴールシーンを振り返っている。

 アウェーで行われた前節メヘレン戦では、0-1で迎えたラスト10分からFWヨアン・ボリ、鈴木の連続ゴールで劇的な逆転勝利。その勢いを継続させたいなか、中2日で迎えたこの一戦でも鈴木が輝きを放つ。

 膠着した展開で迎えた後半11分、攻め上がる相手に対しセンターライン付近でMFサンティアゴ・コンバットが素晴らしい守備を見せてボール奪取に成功。一気にカウンターに転じて左サイドに展開すると、FWアラン・ソウザがクロスを供給する。このボールを、ゴール前でボリとクロスする動きを見せた鈴木がファーサイドにフリーで走り込んでヘディングで合わせ、2試合連続となる今季3ゴール目を奪った。

 その後も試合を優位に進めつつ、日本代表GKシュミット・ダニエルを中心に手堅い守りを見せたシント=トロイデンが、1-0での逃げ切りに成功。鈴木の2戦連続となる決勝ゴールで2連勝とし、5勝3分5敗の暫定10位に浮上した。

 クラブ公式YouTubeチャンネルでは、鈴木の試合後のコメントを公開。得点シーンについて「ボリと目が合って、お互い少しずつ組む時間が増えてきて、僕がファーに回った時にしっかりとボリがニアに(相手DFを)2人とも引きつけてくれた。ボールも良かったので、あとは当てるだけでした。僕とボリとアランの3人が関わって、その前のみんなの守備もそうですけど、全員で取ったいいゴールだったと思います」と振り返り、2トップを組むボリとの良好な関係性が窺える。

 そして9日の次節セルクル・ブルージュ戦に向けては、「今やっとチームとしていろいろ形もできてきたし、これを継続してプレーオフ1に最後残れるように、次の試合も勝ちたいと思います」と3連勝への意気込みを語った。日本代表DF植田直通との“鹿島アントラーズ出身者対決”にも注目が集まるなか、プレーオフ1出場圏内の6位とは暫定で勝ち点3差となっているだけに、鈴木の3戦連続ゴールへの期待は高まるばかりだ。

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