リバプールを改革する名将クロップが見せる裏の顔とは 「悪魔のようにもなる」
教え子FWアイブが証言 「彼こそがボス」
リバプールFWジョーダン・アイブが今季途中から新監督に就任した名将ユルゲン・クロップの裏の顔を明かした。明るく、温厚で、リバプール就任会見で自らを「ノーマル・ワン」と称するなどユーモアあるキャラクターで知られるクロップ監督だが、時に悪魔の一面を見せるという。英地元紙「インディペンデント」が報じた。
ブレンダン・ロジャース前監督の後を継いでマージーサイドにやってきたクロップ監督。20歳のアイブは前政権下で順調に出場機会を増やし、クロップ監督就任後にも攻撃の貴重なオプションとして重用されている。そんな若きスターが指揮官が時に見せる悪魔の一面について語った。普段は温厚な指揮官も、時には威厳を示し、チームのトップが誰であるかを選手に理解させているという。
「彼はここにきて最初に“デーモン(悪魔)”のようにもなると言った。“デーモン”というのは彼が使った言葉さ。それはメッセージだったんだ。彼は自分のことを理解させたかったんだ。そして、そのためにそんな言葉を使ったのだろう。それを境に僕らは彼こそがボスだと理解した」
クロップ監督は実際にそうした恐怖政治でチームを牛耳っているわけではない。アイブは「1対1で話し、彼は素晴らしい関係を築いている」というクロップ監督の素顔についても言及した。マインツやドルトムントと母国で成功を収めてきたドイツ人指揮官は選手、サポーターからの絶大な支持をすでに手にしている。アンフィールドでも独自の手法を駆使して選手からの信頼を確立しているようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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