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浦和に敗戦…広州恒大カンナバーロ監督、事実上の解任か 「親会社の研修に参加」とクラブ発表
ACLは準決勝敗退、リーグ戦でも足踏みとなったタイミングでチーム離脱
中国1部広州恒大のファビオ・カンナバーロ監督が、窮地に立たされているようだ。クラブは27日、同監督が親会社の企業文化研修に参加すると発表。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」などは指揮官の座に戻る可能性が低いことを報じている。
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広州恒大はAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝で浦和レッズに2試合合計0-3と敗れると、首位に立つ国内リーグ戦でも直近の河南建業戦で2-2のドロー。2位の上海上港に勝ち点1差まで迫られている。次節に上海上港との直接対決を控えるなか、広州恒大は次のようなリリースを発表した。
「カンナバーロ監督は恒大グループ(広州恒大の親会社)の企業文化研修に参加する。研修期間中、チームの指揮はキャプテンである(中国代表MF)ジェン・ジーが執ることとなる」
かつてイタリア代表として2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)を制し、バロンドールも受賞した名手の“企業研修送り”を、母国イタリアの「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「広州恒大とカンナバーロが別れへ:クラブは研修に送り出し、ベンチには座らせない」と見出しを打って報道。ACLの敗退などを原因と見たうえで、現状について「カンナバーロは沈黙を守っているが、スポンサーの怒りが収まったとしても、状況は悪化する可能性がある」と伝えており、事実上の解任と見られている。
カンナバーロ監督は2015年にもシーズン途中の退任を広州恒大で経験しており、“前回”は2017年に指揮官に復帰することができた。「ガゼッタ・デロ・スポルト」によると年俸約1200万ユーロ(約14億円)で、監督としては世界トップ5の高給だが、その未来は不透明な状況となっている。
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