「あり得ない角度からのFK」 伊代表19歳MFの一撃に称賛「ピルロと比較され続ける」
ブレシアMFトナーリ、ジェノア戦での先制FK弾が注目を浴びる
イタリア・セリエAのブレシアは現地時間26日、リーグ第9節でジェノアと対戦し、1-3で敗れた。下位から抜け出すことができなかった一方、先制点となったイタリア代表MFサンドロ・トナーリの直接FKが「あり得ない角度」と注目を集めている。
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この試合はジェノアのチアゴ・モッタ新監督の初陣として注目されていたなか、先制点を奪ったのはブレシアだった。前半34分、左サイドでFKを獲得すると、キッカーはトナーリ。ゴール前にクロスを送るかと思われたが、ボールは鮮やかな弧を描いてファーサイドのゴールネットに吸い込まれていった。
しかし、後半に3失点を喫したブレシアは、ジェノアに抜かれて18位に転落。チームは苦境を迎えているが、高精度のキックと意外性でゴールを陥れた19歳のトナーリの一撃には各国メディアも注目。サッカー専門サイト「BOLAVIP」は「ブレシアのトナーリがあり得ない角度からのFKを決める」と見出しを打ち、「才能に恵まれた若手のトナーリは、FKから恐るべきゴールを挙げた」と称賛している。
また、英サッカーサイト「CAUGHT OFFSIDE」は「とんでもない角度から決めた素晴らしいFK」として、トナーリのゴールを紹介。“ピルロの後継者”と呼ばれていることに触れつつ、「そのプレースタイルはどちらかと言うと(元イタリア代表MF)ジェンナーロ・ガットゥーゾに近いが、このようなFKを決めていけばピルロと比較され続けるだろう」と続け、稀代のフリーキッカーになぞらえている。そして「蹴り方を見れば意図したシュートだと分かる」とも記し、“偶然”ではないことも強調した。
次世代を担うと目されるタレントの“ゴラッソ”は、敗戦のなかでも輝きを放っていた。欧州のビッグクラブから興味を持たれているというトナーリだけに、今後の活躍からも目を離せない。