スペインの次世代司令塔、憧れは神戸MFイニエスタ 「プレーはいつも見ていた」
来年からバルサ加入が決まっているMFペドリがイニエスタについて言及
U-17ワールドカップ(W杯)が現地時間27日に開幕した。日本代表は過去最高のベスト4以上を目指すなかにあって、強豪国は数多い。その中の一つがスペインで、チームの中軸を担うのはMFペドリ(ラス・パルマス)だ。来年からのバルセロナ加入が決まっている次世代の司令塔候補はスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」の取材に応じ、元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現ヴィッセル神戸)への憧れを包み隠さず語っている。
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スペインは今大会のグループステージで初戦のアルゼンチン戦を皮切りに、カメルーン、タジキスタンというグループに振り分けられている。そのチームの舵取り役を任されるのがペドリである。
今シーズン前にラス・パルマスのトップチームに昇格したばかりだが、そのスキルと判断力にいち早くバルサが注目。この夏の移籍市場で500万ユーロ(約6億円)の移籍金で所有権を獲得。今シーズンはラス・パルマスでプレーし、バルサ加入直もBチームでのプレーが基本線とされているが、期待値は高い選手だ。
「いつか(バルサの本拠地である)カンプ・ノウでプレーしたいと思っているけど、今の僕にとってはとても遠いところかな。W杯でプレーして、ラス・パルマスで成長し続けることだと思う」
同紙が「謙虚でとてもシャイな少年」と称した16歳のペドリにとって、バルサから連絡を受けた時は「頭がおかしくなっちゃいそうだった」と話す。それとともにアイドル的な存在についても熱っぽく語っている。
「イニエスタのバルサでのプレーはいつも見ていたんだ。なぜかって、だって彼のプレースタイル、そして日々の過ごし方が本当に好きだからね」
イニエスタも思慮深い性格で知られているが、ペドリはそこにシンパシーを感じているようだ。スペインとバルサは次世代の中盤のコンダクター育成が課題となっている。U-17W杯でペドリが結果を残せば、さらに注目度は上がることだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)