オランダ凋落の象徴… マンUエース候補がファン・ペルシーに「大物はトルコでプレーするのか」と侮辱発言

欧州選手権敗退の真相 10月の代表合宿でデパイが問題発言

 マンチェスター・ユナイテッドのFWメンフィス・デパイとフェネルバフチェのFWロビン・ファン・ペルシーは10月にオランダ代表のトレーニングの最中に口論となり物議を醸した。オランダのサッカー専門サイト「VoetbalPrimeur」によれば、この衝の際にデパイがトルコリーグでプレーするファン・ペルシーを侮辱する発言で衝突の発端となったことが分かった。

 2人の口論は10月、欧州選手権予選カザフスタン戦(2-1でオランダ勝利)前の練習で起きた。ゲーム形式の練習中にデパイがファン・ペルシーへのパスでなく、DFハイロ・リーデヴァルドへのバックヒールでのパスを選択したことに激怒。2014年ブラジル・ワールドカップではオランダ代表の主将を務めたレフティは練習中とはいえ、自身のテクニックに陶酔するようなプレーを選択した後輩に「おまえは自分がビッグ・ボーイ(大物)だと思っているのか?」と厳重に注意した。

 デパイは反省の色もなく、「ビッグ・ボーイはフェネルバフチェでプレーするのか?」と反論。この侮辱発言が火に油を注ぐ形で、さらに激しい口論に発展したという。

 その後、オランダ代表はEURO予選敗退。フェネルバフチェでの出場機会の少なさに不満を持つファン・ペルシー、そしてユナイテッドで精彩を欠いているデパイは共に直近の代表戦ではメンバーに選出されなかった。オランダの新旧エースは、いまだに暗いトンネルの中をさまよっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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