覚醒するジョーカーの資質 ドイツ杯途中出場でアシストの香川に地元紙が軒並み高評価

約30分の出番で及第点ゲット! 「チームに勢いをもたらした」

 ドルトムントの日本代表MF香川真司は、16日に行われたDFBポカールのアウクスブルク戦で、0-0で迎えた後半13分から途中出場を果たした。アルメニア代表MFムヒタリアンのゴールをアシストするなど2-0の勝利に貢献し、チームをベスト8進出に導く原動力の一人となった。ドイツ地元メディアは、ジョーカーとして再び活躍した「背番号23」に、「チームに勢いをもたらす」など軒並み高評価を与えた。

 ドイツ地元誌「ルールナハリヒテン」紙では、チーム内で2番目に高得点となる2.5点(1点が最高、6点が最低)だった。チーム最高点は2点で、先制点を決めたFWオーバメヤン、そして1ゴールに加え、先制点の起点になったムヒタリアン、好守を披露したGKビュルキの3人が選ばれた。MFバイグル、カストロら6選手が3点。試合途中に相手選手との接触で唇から出血し、途中交代となったMFギュンドアン、香川との交代でピッチを後にしたFWラモスが、チームワーストタイの4点となった。

 「レヴィア・シュポルト」紙でも、香川の評価は高かった。ムヒタリアンとビュルキが2点でチーム最高評価だったが、この日が27歳の誕生日だった主将DFフンメルス、オーバメヤンと並んで香川は2.5点が与えられた。寸評では「ラモスに代わって登場。チームに勢いをもたらした」と指摘され、確実にジョーカーとしての役割を果たしたことが高い評価につながっている。

 

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