日本代表、前半苦戦の要因は? 相手の奮闘、人工芝…そして切り替えで生じた“ズレ”

日本代表は前半、タジキスタン相手に苦戦した【写真:AP】
日本代表は前半、タジキスタン相手に苦戦した【写真:AP】

タジキスタン戦は3-0完勝も、前半は厳しい戦いに 複数の観点から理由を考察

 森保一監督率いる日本代表は15日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選タジキスタン戦(リパブリカン・セントラル・スタジアム)に臨み、3-0で勝利を収めた。最終的に完勝と言えるスコアとなった一方、前半はカウンターを浴びて決定機を作られるシーンもあるなど、苦戦を強いられた。その理由をいくつかの要素に分けて考察する。

 タジキスタン戦の日本は、10日にモンゴル戦(6-0)からスタメン4人を変更。負傷欠場のDF冨安健洋(ボローニャ)に代わってDF植田直通(セルクル・ブルージュ)がセンターバックに入り、ボランチの一角にMF橋本拳人(FC東京)、右サイドハーフにMF堂安律(PSV)、1トップにはFW鎌田大地(フランクフルト)を据えられた。

 試合が始まると、日本がボールを持って攻撃を仕掛けようとするものの、タジキスタンの出足の良さが目立ち、ハイプレッシャーからルーズボールを拾われて自陣深くまで背走させられるシーンも発生。森保監督も試合後、「本当にこの試合に勝とうとする必死な思いがこもったプレーで、なかなか崩すにしても守備で対応するにしても難しい状況だった」と認めるほどだった。

 それでも前半を無失点で終え、後半の3得点につなげたのは現在のチームの成熟度を表しており、90分を通して見れば貫禄の勝利とも言える。ただ、前半24分にGK権田修一(ポルティモネンセ)がファインセーブで防いだ決定機を決められていたら、より難しい展開になっていたことは間違いない。苦戦の要因がどこにあったのかを探ることは、今後の予選での戦いを追ううえでも意味があるはずだ。

 第一に、前述のようにタジキスタンのモチベーションが極限まで高まっていたことは、確かにプレーに影響を及ぼしていた。前半からフルスロットルで“先手必勝”を期してきたことで、後半にはガス欠状態となったわけだが、主導権を握るために全力を注ぎ込むというプランは実際に日本を苦しめている。

 また、戦前から影響が懸念されていた人工芝のピッチも、DF吉田麻也(サウサンプトン)が「明らかに僕らが芝に慣れていなくて向こうは慣れていた」と振り返ったように、前半の停滞の一因となった。日本の選手たちも当然、人工芝でのプレー経験は持っているが、タジキスタンは国内組の多くが会場となったリパブリカン・セントラル・スタジアムをホームとするイスティクロル・ドゥシャンベでプレーしており、単なる芝の違い以上に“慣れ”がある。3日間のトレーニングを通してもフィットし切れなかった部分が、実戦で差となって出てしまった。

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