チェルシーの”石油王”も頭が痛い!? モウリーニョ解任時の違約金は73億円
今季9敗目を喫した昨季王者 監督交代に二の足を踏む裏事情
チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は、14日のレスター戦も1-2で落とし、今季のプレミアリーグで早くも9敗目を喫した。これで降格圏まで勝ち点1差、タイトルはおろか、来季のUEFAチャンピオンズリーグ出場権の獲得も絶望的となった。しかし、指揮官の解任にかかる違約金は約73億円にも及ぶことが判明。ロマン・アブラモビッチ会長も頭を悩ませているようだ。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。
アブラモビッチ会長は指揮官へ絶大な信頼を寄せているものの、16試合で9敗を喫し16位に沈むなど、モウリーニョ体制で最低のシーズンを過ごしている現状に業を煮やしている。しかし、チェルシーはこのポルトガル人指揮官と2019年までの長期契約を結んでおり、解任の場合には多額の違約金が必要となる。その金額は4000万ポンド(約73億円)とも言われ、この破格の違約金の存在がロシア人オーナーに二の足を踏ませている。
現地時間16日には緊急の役員会議を開かれ、この問題について話し合いが行われるようだ。数々の栄光を手にしてきた名将は、高額な違約金によってその地位が守られてはいるが、昨季王者が早くも9敗目を喫するという大失態を前に、チェルシー首脳陣が解任の判断を下す可能性も否定できない。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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