ミランの英雄カカ、監督交代の古巣に“復活”を切望 「良い仕事をしてくれることを願う」
今季すでに監督交代に踏み切ったミランにエール
イタリア・セリエAの名門ACミランは、今回のインターナショナル・マッチウィークの間に監督交代に踏み切る苦しいシーズン序盤になったが、黄金期を知るOBで元ブラジル代表のカカ氏が復活を望むエールを送っている。衛星放送「スカイ・スポーツ」イタリア版が伝えた。
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カカ氏は2000年代前半のミラン黄金期をトップ下として支えた。現在のクラブでは強化部の元イタリア代表パオロ・マルディーニ氏とはチームメートとして過ごし、折に触れてミランへの愛情を語っている。また、ブラジル人選手を中心にクラブが獲得を望む場合の橋渡し役など、今でもミランとは良好な関係を保っている。
しかし、そのミランは今季マルコ・ジャンパオロ監督を招聘してスタートしたものの、リーグ開幕7試合を3勝4敗の成績で解任。後任にステファノ・ピオリ氏を据えて巻き返しを狙っている。
カカ氏は「どうなるか見ていこう。ピオリはまだ来たばかりだ」としたものの、そんな苦しい状況のミランに対してエールを送った。
「監督には『幸運を!』と言いたい。良い仕事をしてくれることを願うよ。クラブの内部にいなければ、何が起こっているかを正確に把握するのは難しい。ただ、強化部によれば監督は起こっている問題の一つで、それを解決したということだ。繰り返すけど、クラブの中にいなければそれが正しいかと判断するのは難しいね。ミランの復活を願うものとしては、ここから物事が好転してくことを願うばかりだ」
カカ氏は2007年にミランがUEFAチャンピオンズリーグ(CL)やクラブワールドカップを制した時の中心メンバーで、ある意味では黄金期の最後を知る選手だったとも言える。その当時の栄光を取り戻すのにはかなりの時間を擁しているが、その願いはチームに届くだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)