インテル、アルゼンチン代表FWの契約解除金“133億円”撤廃か 獲得狙うバルサからの防衛策
22歳のインテルFWラウタロをバルサが獲得狙う
スペインの強豪バルセロナが、来季に向けた前線の補強としてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で被弾したインテルの若きストライカーをリストアップした。これに対してインテルは防衛策に入ったとイタリア紙「トゥット・スポルト」が報じている。
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バルセロナが獲得を狙うとされたのが、インテルのアルゼンチン代表の22歳FWラウタロ・マルティネス。ラウタロは今季のCL第2戦でバルセロナと対戦した際、敵地で高速カウンターから先制点を挙げた。結果的に試合はバルセロナが2-1で逆転勝利を収めたが、この姿が強い印象を与えたようだ。
インテルは現在ラウタロと1億1100万ユーロ(約133億円)の契約解除条項を含む契約を結んでいる。これは、ラウタロを獲得したいクラブがこの金額を用意した場合は、インテルの意向に関係なく移籍できるという条件になる。
こうしたバルセロナの動向を受け、インテルはすでにラウタロとの契約延長に動き始めたという。その目的は、この契約解除条項を外して移籍金の上限額をクラブ間交渉に委ねられるようにするか、その金額を大幅に上昇させることにある。
近年の情勢を考えれば、ラウタロが今季20得点以上をするようなら、バルセロナからメガオファーが投じられる可能性は高い。インテルは今季ベルギー代表FWロメル・ルカクを獲得したものの、マンチェスター・ユナイテッドから獲得のチリ代表FWアレクシス・サンチェスは期限付き移籍の契約。パリ・サンジェルマンに期限付き移籍で放出したアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの動向も不透明だ。
そうした状況もあり、インテルとしてはラウタロを簡単に手放すことはできない。バルセロナはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシやウルグアイ代表FWルイス・スアレスが30歳台に突入していることもあり、次世代の後継者探しがスタートしている状況もある。
今後の活躍次第では、ますます欧州のトップクラブが注目を集めそうなラウタロだが、インテルは素早く手を打って“囲い込み”を成功させることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)