吉田麻也、3回目のW杯予選を戦う“心構え” 「それを見て、他の若い選手がどう感じるか」

日本代表DF吉田麻也【写真:Football ZONE web】
日本代表DF吉田麻也【写真:Football ZONE web】

自身の若手時代も回顧 「とりあえず先輩に付いていっている感じでした」

 森保一監督率いる日本代表は13日、アウェーで臨むカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選タジキスタン戦に向けて現地で2日目の練習を行った。キャプテンのDF吉田麻也(サウサンプトン)は代表選手としての心構えを説き、「それを見て、他の若い選手がどう感じるか」と“継承”に期待している。

 日本代表は10日にホームでモンゴル代表と対戦。エースFW大迫勇也(ブレーメン)が負傷で不在ながらも、怒涛のゴールラッシュを見せて6-0の大勝を収めた。吉田もフル出場し、無失点に抑えるだけでなく、前半29分にはチーム2点目を奪っている。

 タジキスタンに移動後は、最初の練習日となった12日はホテルでのコンディション調整としたが、13日からは全体練習に合流。リパブリカン・セントラル・スタジアムでの練習では元気な姿を見せ、試合に向けて順調に調整を進めている。

 2014年大会、18年大会でも予選を経験している吉田にとって、今回は3回目のW杯予選。ただ、過去2回と違い、今回はキャプテンとして臨んでいる。変化について問われると「いつもどおりです。そこまで思い詰めていないです」と笑顔で語りつつ、代表選手として長く戦うなかでの“心構え”に言及した。

「やるべきことをやれば、自分のパフォーマンスを出せる自信もある。毎試合そうですけど、1回1回なぜ自分が選ばれているのか、なぜ自分が3回目の予選を戦っているのかを、チーム内外に示していかないといけない」

 積み上げてきた確かな自信と、常に力を証明すべきという責任感。さらに吉田は「それは当たり前のこと。それを見て、他の若い選手がどう感じるか」として、そのスタンスが波及していくことにも期待している。

「僕自身も、初めての時はとりあえず先輩に付いていっている感じでした。そこでヤットさん(遠藤保仁)とか、上の世代の人たちがどういうふうに戦っているのか、落ち着きとかはすごく勉強になった」

 かつて自身が偉大な先輩たちの背中を見て成長したように、今は吉田が手本となり、若手を導く。ポジティブな連鎖が続いていけば、世代を超えて日本代表に積み上がっていくものは多いはずだ。

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(片村光博 / Mitsuhiro Katamura)



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