メッシがクラブ世界一に弾み 脅威の自身5度目の年間通算50得点を達成
通算FK弾もロナウジーニョにあと「1」と迫る18点目
バルセロナのリオネル・メッシは、12日に行われたリーガ・エスパニョーラのデポルティボ・ラ・コルーニャ戦で直接フリーキックから先制点を決めた。英サッカー情報サイト「Squawka」のツイッターによれば、この芸術弾によってバルセロナでの直接FKによる得点数を18とし、偉大な先輩である元ブラジル代表FWロナウジーニョにあと1と迫った。さらに、膝の負傷で約1カ月間の戦線離脱があったメッシだが、この日の1得点1アシストで、2015年は50得点25アシストという驚異的な成績を残している。17日には日本で開催中のFIFAクラブワールドカップ(CWC)準決勝に臨む。クラブ世界一に向けて、カギを握るエースは、絶好調を維持している。
メッシはデポルティボ戦の前半39分に鮮やかな一撃でチームに先制点をもたらした。ゴールやや右、25メートルほどの位置でのFK。メッシは得意の左足をふり抜くと、壁の上を超えてゴール右へ吸い込まれた。これでFKから通算18点目。クラブ歴代トップはかつての同僚ロナウジーニョで19得点。メッシは偉大な先輩の記録に肉薄した。
また自身5度目となる年間50得点も達成。2010年に60得点、11年には59得点、12年91得点、14年は58得点だった。そして、15年も膝の負傷で1カ月の離脱期間があったにもかかわらず、50得点に到達。驚異的な得点ペースを維持している。
バルセロナは欧州王者としてCWCに出場する。クラブ・アメリカ(メキシコ)対広州恒大(中国)の勝者と17日の準決勝で対戦する。左足内転筋の負傷により、好調のブラジル代表FWネイマールがこの試合を欠場する見込みのため、やはり頼りになるのは大黒柱メッシ。その両足に懸かる期待も、より大きなものとなりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images