“ドイツ最速男”宮市、ザンクト・パウリファンからのお手製“亮ロケット”と記念ショット
オスナブリュック戦で独2部最速の時速35.17km/hを記録したなかファンからプレゼント
ザンクト・パウリのFW宮市亮は、リーグ開幕から8戦連続フル出場中と完全復活を印象付けている。現地時間9月21日のリーグ第7節オスナブリュック戦(1-1)で今季ドイツ2部最速の時速35.17km/hを記録したが、スピード記録を祝したファンからの“特製ロケット”をクラブ公式ツイッターが公開している。
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宮市は中京大中京高在学中の2010年12月にイングランドの名門アーセナルと契約。その後は期限付きでフェイエノールトに移籍するなど順風満帆なキャリアを積み重ねると思われていた。しかし、期限付き移籍を繰り返すなかで、両膝の前十字靭帯を断裂するなど大怪我に苦しんできた。それでも負傷を乗り越えて復帰し、現在ザンクト・パウリではレギュラーとして君臨している。
9月21日の2部第7節オスナブリュック戦では、1点ビハインドの前半22分、左サイドを突破したギリシャ代表FWディミトリオス・ディアマンタコスからのクロスを豪快に左足で仕留めて、今季初ゴールをマーク。この試合では、トップスピード時速35.17km/hという今季2部最速記録も叩き出したとクラブ公式ツイッターが伝えていた。さらに同29日のリーグ第8節ザントハウゼン戦(2-0)でもゴールに絡み、今季2アシスト目を挙げるなど好調をキープしている。
そんな宮市の復活をザンクト・パウリのファンも喜んでいるようだ。クラブ公式ツイッターは、「我々のファンに感謝:宮市亮はブンデスリーガ2部最速の選手。そして今、彼は自分のロケットも持っている」と綴り、一枚の写真を公開。練習後の一枚では笑顔の宮市が「Ryo Rakete(ドイツ語で『亮ロケット』) 35.17km/h」と記された特製のロケットを手にしており、ファンからプレゼントされたようだ。
ドイツ地元紙「Hamburger Abendblatt」などで、「このチームとともにブンデスリーガに上がりたい」と“ザンクト・パウリ愛”を語った宮市。念願の1部昇格に向けて、充実の時を過ごしている。