監督と“相思相愛” 今季2アシスト目のザンクト・パウリ宮市が語る好調の要因
開幕から公式戦全試合フル出場 ルフカイ監督と信頼関係を築く
ドイツ2部ザンクト・パウリの元日本代表FW宮市亮は、現地時間9月29日のリーグ第8節ザントハウゼン戦で今季2アシスト目を決めて2-0の勝利に貢献した。今季公式戦は全9試合フル出場と最高のスタートを切ったなか、日本人アタッカーは“完全復活”の理由にオランダ人指揮官の存在を挙げた。ドイツ地元紙「ハンブルガー・モルゲンポスト」が報じている。
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宮市は開幕から8試合連続でスタメン出場。今季序盤戦では右サイドバックに入ったが、本来のサイドハーフに入ると見せ場を作る。
前半8分にドイツ人MFフィン・オレ・ベッカーのゴールで先制したザンクト・パウリは、前半終了間際に攻勢をかける。右サイドの宮市がダイアゴナルに走り出し、ワンツーのパスを受けるとゴールライン際をえぐって中央へ折り返す。スウェーデン人FWビクトル・ギョケレスが飛び込んで、ゴール左隅に流し込んだ。
前節のオスナブリュック戦(1-1)で豪快な今季初ゴールを決めていた宮市は、これで今季リーグ戦2アシスト目。「ハンブルガー・モルゲンポスト」紙は、「リョウ・ミヤイチは、成功はヨス・ルフカイ監督の野心的な姿勢に基づいていると語り、監督の目標を明らかにした」とコメントを紹介している。
「初日から彼が何を望んでいるか理解していた。彼はブンデスリーガで我々に望んでいることを語った。僕もそうありたいと思っている。長い道のりだけど、シーズンを通して昨日のようなゲームができればチャンスがある」
これまで度重なる怪我に泣かされてきた宮市だが、26歳にしての完全復活にはルフカイ監督の存在があったようだ。
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