サラゴサ香川、2-2ドローも決定機演出に地元紙着目 「素早いコンビネーション」

サラゴサMF香川真司【写真:Getty Images】
サラゴサMF香川真司【写真:Getty Images】

アウェーでオビエドと引き分け 決定機はオビエドGKに防がれる

 スペイン2部レアル・サラゴサの日本代表MF香川真司は現地時間29日、第8節オビエド戦で7試合連続となる先発出場を果たし、後半38分までプレーした。試合は2-2で引き分けたものの、地元紙は香川と周囲のコンビネーションによって生まれたチャンスに着目している。

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 香川はこの日も得意とするトップ下に入ったものの、チームは前半2分、いきなりオビエドに先制ゴールを許してしまう。それでもサラゴサは香川のボールを受ける動きとスペースメイクによって徐々に攻撃姿勢を強めると、同28分には香川がワンツーからフィニッシュに持ち込む場面もあった。

 試合は両チームにそれぞれPKが与えられて1-2の展開となり、後半21分にはFWルイス・スアレスがこの日2点目となるゴールでサラゴサが追いつき、2-2で勝ち点1を分け合う展開となった。香川はゴール、アシストという結果こそ残せなかったものの、試合を通じてのボール支配率「62.2%」と優勢を保ったなかで、攻撃の核として存在感を示した。

 現地紙「エラルド」では「オビエドはサラゴサにほぼボールを渡してきたが、中盤でボール失っていた。誰もフリーになっている香川と2トップを見つけられなかった」と序盤の苦戦を振り返りつつも、決定機のシーンをこのように記述している。

「前半28分のプレーで、香川はMFラウール・グティとの機敏なコンビネーションによって、決定機を作り出した。日本人アタッカーはマーカーをかわしてペナルティーエリアの守備を壊した。シュートは相手GKのビッグセーブによって防がれ、CKに逃れられた」

 香川らしいアジリティーあふれるプレーと周囲との連動が噛み合ったプレーだったことを伝えた。加入して2カ月弱。チームメートとの連係向上を感じさせる内容は、今後への期待感も抱かせている。

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