ポルト中島、リーグ初先発に現地メディア好印象 「中央エリアで貢献したからこそ…」

ポルトMF中島翔哉【写真:Getty Images】
ポルトMF中島翔哉【写真:Getty Images】

リオ・アヴェに苦しみながらも1-0勝利 中島は後半31分までプレー

 ポルトガル1部ポルトの日本代表MF中島翔哉は現地時間29日、リーグ第7節リオ・アヴェ戦に先発出場し、1-0の勝利に貢献した。今夏の加入後、リーグ戦では初先発となったなか、現地メディアがプレーを分析して評価している。

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 今夏、アル・ドゥハイル(カタール)からポルトに完全移籍した中島は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦クラスノダールとの第2戦(2-3)で公式戦初先発。リーグ戦では先発の機会がなかったが、現地時間25日のリーグカップで活躍を見せたことで、リオ・アヴェ戦で先発の座をつかみ取った。

 試合は前半12分にマリ代表FWムサ・マレガのゴールでポルトが先制。その後は互いにゴールが生まれず、最少得点差でポルトが勝利した。そのなかで中島は後半31分までプレーし、リーグ6連勝に貢献している。

 大きな期待とともに加入した背番号「10」のリーグ初先発に、ポルトガルラジオ局「Observador」は注目。「ポルトのイレブンは(リーグカップを終えて)通常に戻ったが、例外は中島だ。リーグ初先発となり、ルイス・ディアスをベンチに追いやった」と伝えたうえで、その貢献を評価している。

「決勝点はセットプレーから生まれたが、中島が中央のエリアで貢献したからこそのものだった。右サイドの(ブラジル人MF)オタヴィオと(メキシコ代表FW)ヘスス・コロナのような良好な関係を(ブラジル代表DF)アレックス・テレスと築き、テレスは左サイドで相手に多くの問題を突きつけた」

 一方で、後半15分にコロナが負傷交代となってからについては「ポルトのパフォーマンスとスピードは落ち、前半のような支配力を見せられなくなっていった」と指摘。さらにポルトの全体のラインが下がったことで、中島とオタヴィオの両サイドハーフの脅威が減り、リオ・アヴェが優位に立っていたと分析している。

 そうした理由もあり、最終的に中島とカーボベルデ代表FWゼ・ルイスが交代となったが、ポルトは守備を固めて1点を守り切った。決して完璧な試合ではないなかでも、スタメンの一員として役割を果たし、チームは勝利。個人の結果以外の部分でも評価されていることは、中島にとってポジティブな要素だと言っていいだろう。

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