ザンクト・パウリ監督、“アタッカー”宮市の得点に期待 「攻撃力をもっと還元したい」

ザンクト・パウリのルフカイ監督(左)と宮市亮【写真:Getty Images】
ザンクト・パウリのルフカイ監督(左)と宮市亮【写真:Getty Images】

序盤戦ではサイドバック起用も、ルフカイ監督はサイドハーフでの継続起用を示唆

 ドイツ2部ザンクト・パウリの元日本代表FW宮市亮は、リーグ開幕から7戦連続でフル出場を果たすなど好調をキープしている。指揮を執るヨス・ルフカイ監督は、「彼の攻撃力をもっと還元したい」と日本人アタッカーに期待を寄せている。ドイツ地元紙「ハンブルガー・モルゲンポスト」が報じた。

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 ザンクト・パウリ5年目を迎えた宮市は今季、序盤戦で本職とは異なる右サイドバックや右ウイングバックでの起用が続いた。しかし、9月16日のリーグ第6節ハンブルガーSV戦(2-0)でスウェーデン人MFセバスティアン・オールソンが右サイドバックに入って攻撃的ポジションに戻ると、続く21日の第7節オスナブリュック戦(1-1)では豪快な今季初ゴールを記録。これまで度重なる故障に苦しんできたなか、開幕から7試合連続フル出場と上々のスタートを切っている。

 地元での宮市に対する注目度は大きいようで、ドイツ地元紙「ハンブルガー・モルゲンポスト」は、「ザンクト・パウリ監督は宮市のゴールに期待」と見出しを打って特集。「ザンクト・パウリのヨス・ルフカイ監督は、宮市がどれほど重要か、攻撃的なポジションでより価値があることを知っている」と触れ、指揮官のコメントを紹介している。

「亮はオスナブリュック戦で1-1の同点とするゴールを決めた。彼の攻撃力をもっとチームに還元したい。彼はこのリーグで4~8ゴール、4~8アシストを記録できる選手。ディフェンダーとしては難しい数字だが、ウイングの選手には全員それを求めている」

 宮市はサイドバックも攻撃的MFを務めることができると評価しつつ、その攻撃力をより生かすべく、サイドハーフでの起用を示唆したという。ザンクト・パウリでは、昨季挙げた5ゴールが最多だが、完全復活を予感させる今季に記録を更新できるだろうか。

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