「とても幸せ」 ウエスカ岡崎、移籍後初ゴールに胸中吐露「ストライカーとしてここに来て…」

移籍後初ゴールを決めた岡崎【写真:SD Huesca】
移籍後初ゴールを決めた岡崎【写真:SD Huesca】

第8節ジローナ戦で決勝点 加入以降、プレッシャーを感じていたことを明かす

 スペイン2部ウエスカの岡崎慎司は現地時間28日の第8節ジローナ戦に先発出場。右足のボレーシュートで移籍後初ゴールを決め、1-0の勝利に大きく貢献した。試合後のインタビューで岡崎は「重圧から解放された」と語っている。

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 岡崎はジローナ戦で3試合連続の先発出場。ストライカーとして得点への期待が高まるなか、前半43分に魅せる。左サイドからのクロスをMFダビド・フェレイロが折り返すと、これを受けた岡崎はゴールを背にして右足でトラップ。そこから体を大きくひねり、右足のアクロバティックなボレーシュートを繰り出すと、鮮やかな弾道の一撃がゴールネットに吸い込まれていった。

 背番号12の移籍後初ゴールでリードを奪ったウエスカは、ジローナの反撃を最後まで無失点に抑えて1-0の完封勝利。今季5勝目を挙げ、暫定3位に浮上した。ウエスカ公式ツイッターは試合後、岡崎の英語でのインタビュー動画を投稿。殊勝のストライカーは「とても幸せです」と切り出し、胸の内を吐露した。

「ストライカーとしてここに来て、ファンやチームメートからの期待もあるなかで、(得点がなく)フラストレーションを感じていました。この1点で重圧から解放されて、今日はとても幸せです。タフなゲームでしたが、全員で戦って、良い試合にすることができました。スタジアムはとても良い雰囲気で、ゴールを決めた時には特にすごかった。ファンの前でゴールを決めることができて幸せです」

 今夏に加入したマラガではクラブの財政問題によって選手登録ができず、開幕後にウエスカに移籍。加入5試合目にして明確な結果を残し、安堵した様子もうかがえた。さらに岡崎は試合内容にも触れ、今後への決意も語っている。

「前半は良い内容で、多くのチャンスを作りました。後半はジローナにも多くのチャンスを与えてしまいましたが、良いディフェンスと団結力で耐え切ることができました。ここに来て以来、ベストゲームだと思います。これを続けていきたい。負けることも、ポイントを落とすこともできないので、このまま継続していくことだと思います」

 サッカーにおいて、一つの結果がプラスのサイクルを進めることは珍しくない。岡崎自身はもちろん、チームの好調も加速していくことに期待したい。

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