ギグスがスウォンジー次期監督候補に急浮上 マンU同期のG・ネビルに続き監督業に本格参戦か

青年監督抜擢の前例を持つクラブ会長だけに…

 マンチェスター・ユナイテッドでルイス・ファン・ハール監督の右腕として仕えるライアン・ギグスが、ギャリー・モンク前監督を解任したばかりのスウォンジーの新指揮官候補に急浮上したと、英地元紙「マンチェスター・イブニングニュース」が報じている。

 ギグス氏は2014年4月にデイビッド・モイーズ元監督の後任として選手兼任監督に就任。4試合で指揮を執った経験を持つ。その後に現役を引退、クラブがファン・ハール監督を招聘すると、ギグスはアシスタントコーチに任命された。レジェンドは、2017年をもって退任すると公言しているオランダ人指揮官の後任として、赤い悪魔の次期監督就任も噂されるが、経験を積むために“スワンズ”の愛称で知られるプレミア中堅クラブで本格的な監督業をスタートさせる可能性が出てきたという。

 スワンズのヒュー・ジェンキンス会長は、プレミアでの経験豊富な人物を求めているという。監督経験は乏しいとはいえ、プレミアリーグ歴代最多となる632試合の出場記録を誇る生ける伝説のギグスに視線を向けているようだ。モンク前監督も、14年2月に34歳の若さで選手兼任監督として指導者デビューを果たしていた。

 ジェンキンス会長はそれ以前にも現エバートンのロベルト・マルティネス監督や元リバプールのブレンダン・ロジャース氏など、30代の青年監督を抜擢した実績がある。誰よりもプレミアリーグを知るギグス招聘に動いたとしてもなんら不思議はない。

 ギグスと同時期にユナイテッドで活躍したギャリー・ネビルは先日、バレンシアの監督に就任。アシスタントコーチを務める弟フィルと共に監督としてのキャリアをスタートさせた。「92年組」と形容されるユナイテッドの黄金世代が、指導者としてのサッカー界を席巻することになるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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