昌子源が失点回避の“超絶タックル” GKもかわされた窮地に仏紙「昌子が戻ってきた!」
仏1部アンジェ戦で今季初出場 前半のみで負傷交代も…失点を防ぐビッグプレー
フランス1部トゥールーズの日本代表DF昌子源は、現地時間25日に行われたリーグ・アン第7節アンジェ戦にスタメンとして今季初出場を果たした。負傷により前半のみで交代となりチームも後半終了間際の2失点で敗れたが、昌子は前半36分に好守を披露してチームの決定的なピンチを防いでいる。
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今年1月にJ1鹿島アントラーズからトゥールーズに移籍した昌子は、主力として昨季後半戦のリーグ戦18試合に出場。今季も最終ラインの中心としてシーズンを迎えたが、ハムストリングを痛めてここまで欠場が続いていた。そしてホームで迎えた第7節アンジェ戦、スタメンとして今季初出場を果たすと、センターバックの一角として奮闘。今季新加入のDFニコラ・イシマ=ミランとのコンビで守備に安定感をもたらした。
圧巻だったのは、前半36分のプレーだ。トゥールーズが最終ラインでボールを回すも、相手の高い位置からのプレッシャーを受けてGKへバックパス。だがこの動きを予測していたアンジェのFWカシミール・ニンガは、トゥールーズの浅い最終ラインの背後にボールが出ると同時に素早く反応。GKバティスト・レネと1対1の局面を迎えるという、トゥールーズにとっては絶体絶命のピンチを迎えた。
この窮地を救ったのが昌子だった。ニンガを追走し、最初はGKレネが飛び出していたためゴール方向へとカバーリングに走っていたが、守護神がニンガの行く手を一度阻んでスピードダウンさせると、昌子は回り込むようにして方向転換。右へ切り返したニンガとの距離を一気に詰めると、最後は華麗なスライディングタックルでボールを奪い、ピンチを防いだ。
一連のシーンを、フランス紙「レキップ」は「ニンガの前に昌子が戻ってきた!」と速報。「ニンガはドリブルでレネをかわした。しかし昌子がボールへタックルし、先制点を与えないために防いだ」と、失点危機を回避するビッグプレーだったと綴っている。
昌子は負傷によりハーフタイムで交代。チームも後半43分、同アディショナルタイム5分に失点し0-2と敗れ、リーグ戦2連敗となった。痛めた箇所の状態が心配されるが、この日のパフォーマンスを見る限り、昌子はトゥールーズ守備陣に不可欠な存在になっていると言えそうだ。