オランダメディアがフェイエノールトで約半年間プレーした宮市のキャリアを特集

　今シーズンのヨーロッパサッカーでは各国で18歳MF久保建英（マジョルカ）、19歳FW中村敬斗（トゥウェンテ）、21歳FW食野亮太郎（ハーツ）ら若き日本人選手が活躍を見せている。そのなかで海外挑戦10シーズン目を迎えたのがドイツ2部ザンクトパウリの元日本代表FW宮市亮だ。数々の負傷によって苦しいキャリアを送ってきたものの、その輝きを最初に放ったオランダの地ではいまだに鮮烈な印象を残しているようだ。

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「ドリブルでロッテルダムの痛みを和らげた奇跡の少年、リョウ・ミヤイチ」

　オランダメディア「VI」は、宮市が「中京大中京高校で全国高校サッカー選手権に出場した瞬間から、一気に勢いが加速した。アヤックスが大きな関心を寄せ、日本の無数のクラブもそうだった」と高校時代から注目株だったことを紹介。そして2011年1月、アーセナルを経由してフェイエノールトへとレンタル移籍を果たし、鮮烈な輝きを見せたことをこのように紹介している。

「彼はたった12試合のリーグ戦出場で十分なものを見せつけた。18歳の少年はエール・ディビジではあまりにも優れていて、ウイングとして必要とするものはすべて揃っていた。アーセン・ベンゲルのアーセナルからレンタルされた彼がレギュラーになるまで、そう長くかからなかった。短期間でマークした3ゴール5アシストは、クラブで得た大きな価値だ」

　現在はザンクトパウリでレギュラーを獲得しているものの、「13ゴール12アシストにとどまっている」と、負傷に苦しんだプロキャリアだったことに触れつつも、当時の圧倒的なドリブル突破についてもこう評価している。