短命政権が続くもモイーズ人気は健在 解任1ヵ月でオファーが届いたが…

 

下位に低迷のスウォンジーが就任を打診も、答えは「ノー」

 

 スペインのレアル・ソシエダの監督を11月9日に解任されたデイビッド・モイーズ氏だが、早くも次の監督オファーが舞い込んだようだ。しかし、モイーズ氏の返答は「ノー」だったという。英国営放送「BBC」が報じている。

 モイーズ氏にオファーを出したとされているチームは、プレミアリーグのスウォンジー。2014年2月に解任されたミカエル・ラウドルップ監督の後を受けたガリー・モンク監督が指揮しているが、今季はリーグ第15節を終えて勝ち点14の15位に低迷。降格圏まで勝ち点1差という厳しい状況にある。

モンク監督の去就問題に発展しているなか、クラブ側が後任候補としてモイーズ氏に就任の打診をしたところ、そのポストに興味を示さなかったという。

 今季スペインで2シーズン目をスタートさせたモイーズ氏だったが、「創造性のある選手を窒息させる」などと大きな批判を受け、成績も伴わずに解任の憂き目にあっていた。モイーズ氏自身が「多くのプレミアのチームから興味を示されたが、私はスペインで幸せだ」と開幕前に語っていたとおり、解任から1ヵ月でオファーが舞い込むなど、エバートン時代に高まったイングランドでの評価は健在のようだ。スコットランド人指揮官がプレミアのベンチに再び座る日は、近いのかもしれない。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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