サラゴサ香川は「違いを生み出す存在」と地元紙絶賛 今季初フル出場に「大きな前進」

現地紙のベストイレブンにも選出された、サラゴサのMF香川真司【写真:Getty Images】
現地紙のベストイレブンにも選出された、サラゴサのMF香川真司【写真:Getty Images】

第4節アルコルコン戦で先発フル出場 現地紙のベストイレブンにも選出される

 スペイン2部サラゴサの日本代表MF香川真司は、現地時間9日の第4節アルコルコン戦で今夏の加入後初の先発フル出場。攻撃を牽引し、3-0の勝利に貢献した。この活躍を地元紙も取り上げ、「違いを生み出す存在」と称賛している。

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 今夏、ドルトムントからサラゴサに完全移籍で加入した香川は、開幕からスタメンを奪取。ここまで3勝1分でリーグ2位につけるチームで中心選手としての地位を確立しつつある。第3節エルチェ戦(1-0)までは途中交代となっていたが、アルコルコン戦ではフル出場し、スペイン紙「マルカ」の第4節ベストイレブンにも選出された。

 地元紙「エル・デスマルケ」は「疑いの余地なく、香川は今夏のリーガ2部で最も有名な新加入選手だ。国際レベルでの申し分のない実績を持ち、サラゴサにイリュージョンを取り戻した」と紹介し、香川の存在の大きさに言及。その歩みを次のように綴っている。

「複雑なプレシーズンを経て、日本人MFは最初の数試合からクオリティーを見せつけたが、しばらくは試合終了をベンチで迎えていた。アルコルコン戦では大きな前進が見られ、香川はサラゴサの勝利の立役者の1人となった」

 現地メディアにとっても待望のフル出場を経て、より重要な選手として認識されるようになったようだ。まだ4試合を終えたのみの状況だが、期待感の高まりが感じられる。

「そのパフォーマンスによって、日本人は第4節のベストプレーヤーの1人と認識された。いまだベストな状態には遠いながらも、このリーグにおいて違いを生み出す存在となり得ることを証明した」

 記事はこのように締めくくられていた。ドルトムントからの移籍決定に時間を要し、サラゴサ加入からデビューまでの準備期間は極端に短かっただけに、試合を重ねるなかでの伸びしろも大きいと見られている。昨季は15位に沈んだサラゴサの復活、そして1部復帰を牽引する活躍に、今後も期待したいところだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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