伊紙がミランの「放出失敗トップ5」を選出 痛恨のナンバーワンは香川の相棒!?

近年低迷する名門 流出を悔やむ人材とは?

 ACミランは今夏の移籍市場で100億円以上の補強費をつぎ込んでチームを強化した。だが、現在リーグ7位と中位に甘んじている。来季の欧州カップ戦出場権獲得に向けて厳しい戦いが続く中、過去の移籍市場でアドリアーノ・ガッリアーニCEOが放出したことを惜しむ様な活躍を見せているタレントも存在する。

 

 イタリア地元紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」の国際電子版「ガゼッタ・ワールド」は「ACミランが放出を後悔する5選手」という特集を組んだ。

「他の欧州のクラブ同様、ACミランは数年に渡り移籍市場での判断ミスに関しては罪深い状況にある。近年失望の補強だった多くの選手は程なく明らかになるが、赤と黒の軍団は彼らの戦力だった何人かの選手の扱いに関しては間違った道を選んでしまった。定位置を確保するチャンスを与えられなかった若いタレントから、多くの貢献の余地を残したベテランまで、シルビオ・ベルルスコーニ会長とアドリアーノ・ガリアーニ副会長は両手を上げて、彼らが間違ったと認めることになる」

 近年、補強での成功例が少ないミラン。特集では、自ら逃した大きな魚について、クラブ首脳の失策と言及している。

 放出失敗の筆頭はドルトムントのガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンだ。

「26歳は、単純にミランに定着することができなかった。ディジョン、リールとレンタルに出され、最終的にサンテティエンヌに200万ユーロで放出した」

 2008年から2011年までミランに在籍したオーバメヤンは、リーグ戦では出場機会がなかった。フランスでの武者修行でたくましくなったオーバは今季ドルトムントで爆発的に得点を量産している。

「もし、今季22試合25得点のドルトムントのストライカーがミラネッロにとどまり、成長を続けたとしたら、後の祭りだが、これは間違いなくクラブ最大のミスの一つだ」

 今や移籍金50億円以上と評されるストライカーの売却はミランにとって結果的には大きな痛手となっている。

 

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