森保監督、ミャンマーメディアの“スタメン探り”に回答 「練習を見て久保の起用も考えたい」

日本代表の森保一監督【写真:Football ZONE web】
日本代表の森保一監督【写真:Football ZONE web】

公式会見でスタメンについて質問が飛ぶ

 日本代表の森保一監督が9日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選(10日・ヤンゴン)に向けて前日の公式会見に臨んだ。会見ではミャンマーメディアから直接スタメンについて質問を受け、MF久保建英(マジョルカ)の起用についても矢継ぎ早に直撃された。

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 日本代表は5日の国際親善試合パラグアイ戦をFW大迫勇也(ブレーメン)、MF南野拓実(ザルツブルク)のゴールで2-0と快勝。弾みをつけて、W杯予選の初戦となる敵地に乗り込んだ。7日から合宿をスタートさせた森保ジャパンだが、練習初日は雑草の生えたぬかるんだピッチで汗を流し、スコールにも見舞われた。翌8日は急きょ練習場を試合会場となるトゥウンナ・スタジアムに変更。“お約束”の豪雨は避けられなかったが、会場のピッチを確認することができた。

 選手時代には、“ドーハの悲劇”を味わった森保監督。指揮官として初めてW杯予選に臨むが、選手には「夢に向かって戦いが始まるんだということで、一戦一戦試合に臨んでいこう」と伝えたという。「選手にはプレッシャーがかかる予選になると思いますけど、思い切って幸せな気持ちもって楽しんでもらえれば」と、余裕をもって送り出す心構えだ。

 会見ではミャンマーメディアから直接スタメンについての質問が飛んだ。続いて、久保の起用法についても“直撃”された指揮官。5日のパラグアイ戦では、2列目にMF中島翔哉(ポルト)、南野、MF堂安律(PSV)を置き、1トップを大迫が務めたが、負けられない一戦となるミャンマー戦の先発については冷静に答えた。

「今回の招集メンバーですでにキリンチャレンジカップも戦ってきたが、コンディションのいい選手を明日のスタメンに起用していきたいと思っている。今日の練習を見て、久保の起用も含めて考えていきたいと思っている」

 親善試合のメンバーを基盤にミャンマー戦に臨むと見られる森保ジャパン。久保が出場すれば、名古屋グランパスを率いる風間八宏監督(当時筑波大)が1980年12月22日のW杯予選シンガポール戦で打ち立てた最年少出場記録(19歳67日)を18歳98日で39年ぶりに更新する。指揮官の決断にも注目が集まる。

(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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