「自分たちは弱小」 韓国代表エース、格下ドローのチームに苦言「精神力が問題」

韓国代表FWソン・フンミン【写真:Getty Images】
韓国代表FWソン・フンミン【写真:Getty Images】

ジョージア代表に2-2ドロー 主将ソン・フンミン「主将として大きな責任を感じている」

 韓国代表とジョージア代表の親善試合が5日、トルコのイスタンブールで行われ、2-2で引き分けた。

 7月までJ1リーグのガンバ大阪に所属していたFWファン・ウィジョ(ボルドー)の2ゴールで、一時は2-1でリードしたものの、90分に同点弾を決められて引き分けに終わった。

 FIFAランキング94位のジョージアを相手に苦戦した韓国。スポーツ紙「スポーツ朝鮮」は「韓国は3バックシステムをテストするなど、かなり右往左往していたのは事実。しかし、1対1の競り合いには負けることが多く、簡単なパスミスと安易なボールコントロールまで、“テスト”、“戦術”のせいにはできない。基本的な技術の問題」と苦戦した要因について指摘している。

 そんな不安要素を抱えたチーム状態について、キャプテンのFWソン・フンミン(トットナム)が辛口のコメントを残している。

 一般紙「韓国日報」は「この日の試合はイ・ガンイン(バレンシア)のデビュー戦としても大きな関心を集めたが、主将のソン・フンミンは、お祝いのメッセージよりも先に“ワンチーム”を強調するメッセージを投げた」と伝え、ソン・フンミンの言葉をまとめている。

「こんな試合をしたことに主将としてとても大きな責任を感じている。戦術の問題ではなく、選手の精神力が問題。韓国代表が世界でも実力が劣るチームであることを知らなければならい。自分たちは弱小だし、努力しなければ良いチームになれないという事実を選手たちには分かってもらいたい」

 現実を直視したソン・フンミンの言葉は、チームメートにも強く響いているに違いない。

 主将としてチームを引き締める意味で、厳しい言葉をあえて残したともいえる。韓国は10日、ワールドカップ・アジア2次予選の初戦をアウェーでトルクメニスタンと戦う。内容と結果で満足を得るためにも、まずは勝ち点3を確実に取りたいところだ。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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