「ゴールを切り開く美しいパス」 中島翔哉、2点目呼ぶ絶妙サイドチェンジを海外称賛
中島を起点に酒井がゴール前にワンタッチクロス、南野が追加点を鮮やかに奪取
森保一監督率いる日本代表は、5日の国際親善試合パラグアイ戦で2-0と勝利を飾った。エースのFW大迫勇也(ブレーメン)、トップ下で出場したMF南野拓実(ザルツブルク)がゴールを挙げたなか、海外メディアは2点目の起点となった“10番”のMF中島翔哉(ポルト)のプレーに注目。「ゴールを切り開いた美しいパス」と称えている。
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招集23人のうち海外組が史上最多の19人を占めた今回、森保監督は攻撃陣に中島、南野、MF堂安律(PSV)の2列目トリオに加え、エースのFW大迫という“鉄板メンバー”を送り出した。
厳しい寄せとテンポのいいパスワークで主導権を握った日本は前半23分、中央でのパス交換から左サイドのDF長友佑都(ガラタサライ)に展開した攻撃を仕掛けると、長友が送った低いクロスは相手DFに当たってコースが変わりゴール前へ。これを大迫が豪快に左足ダイレクトで蹴り込んで先制ゴールを挙げた。
そして、1点リードで迎えた前半30分だった。左サイドを起点にした攻撃からMF橋本拳人(FC東京)のパスを受けた中島が、右サイドを駆け上がったDF酒井宏樹(マルセイユ)にサイドを変えるグラウンダーのパスを供給。酒井がワンタッチで中央へ折り返したところを、フリーの南野が押し込んで2-0とリードを広げた。
中島がプレーするポルトガルのスポーツ紙「O JOGO」は、「日本のゴールを切り開いた中島の美しいパス」と見出しを打って称賛。「日本代表はテストマッチでパラグアイ代表を2-0で破った。そしてポルトのMFは、2点目のゴールを切り開くパスを通してスポットライトを浴びた」と、ゴールシーンを描写している。
ゴール、アシストと記録に残る結果こそなかった中島だが、出場45分で見せた輝きは日本の選手のなかでもトップクラスだった。