中盤の補強が急務のユベントス 1月にドルトムント香川の親友獲得に動く?
地元紙が獲得候補にギュンドアンの名前を挙げる
苦しいスタートを切ったイタリア王者ユベントスは、この冬の移籍市場で中盤の強化に動くようだ。イタリアで「修復のメルカート」と呼ばれる1月において、ユベントスの補強ポイントは疑いようがないと、地元紙「トゥット・スポルト」が報じている。
4日のラツィオ戦は、フランス代表MFポール・ポグバが出場停止。マッシミリアーノ・アッレグリ監督は、センターハーフの一角に、これまで左のアウトサイドでフランス代表DFパトリス・エヴラと併用してきたDFアレックス・サンドロを起用するもようだ。そして、この台所事情こそが冬のメルカートで中盤の補強の必要性に迫られている証明だとしている。
現状で、ターゲットとして名前が挙がっている選手は2人。セビージャのアルゼンチン代表MFエベル・バネガと、香川真司が所属するドルトムントのMFイルカイ・ギュンドアンだと伝えている。
ギュンドアンは、今季スタート前の時点で一度は移籍を希望したといわれているが、契約更新をして残留を果たした。そのため、夏のメルカートで獲得候補としていくつかのビッグクラブから名前が挙がったが、結果的にその動きは沈静化した。しかし、冬の移籍市場で再びその去就問題が再燃しようとしている。
ユベントスは夏の移籍市場で獲得したブラジル人MFエルナネスが、当初の予定であったトップ下では違いを作り出すプレーを見せることができず。結果的に3-5-2もしくは4-3-3のトップ下を配置しないシステムに変更している。そのため、質の高いセンターハーフを求めているようだ。
好調を維持するドルトムントと香川だが、親友MFが冬の移籍市場でイタリアに渡る事態が訪れるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images