ヴィエリ氏も退場処分の長友を擁護 「ファウルですらない、レフェリーの大間違い」

古巣の優勝争いに歓喜

 映像を確認したというヴィエリ氏はそう続けた。実際のところ、カジェホンは長友の足が太もも付近に接触すると大きく倒れ込み、腰のあたりを押さえて激しく痛がった。そして、長友にイエローカードが提示されたのを確認すると、何事も無かったかのようにプレーに参加した。ヴィエリ氏は、このプレーを警告としたダニエレ・オルサート主審の判定を「大きすぎる間違い」と断罪している。

 一方で、自身の古巣であるインテルが首位争いをしていることに対しては喜びがあるようだ。

「今季のインテルにはかなりの強さがある。マンチーニ監督の選手起用は正しいものだ。2度目の対戦が始まる後半戦でも素晴らしい戦いをするだろう。だが、優勝争いは最後の最後まで、ナポリ、ローマ、ユベントスとの争いになるだろう」

 ヴィエリ氏は、インテルを含めた4チームによるスクデット争いになると予想している。不運な退場劇となってしまった長友だが、愛してやまないインテルで初のリーグ制覇を成し遂げることができるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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