途中出場の18歳久保建英、4部門でチーム最多タイをマーク デュエル勝率は「50%」

後半頭から45分間プレーしたMF久保建英【写真:高橋学】
後半頭から45分間プレーしたMF久保建英【写真:高橋学】

シュート5本とデュエル12回はチーム最多 タッチ数49回も途中出場では最多を記録

 森保一監督率いる日本代表は5日、キリンチャレンジカップでFIFAランキング39位のパラグアイに2-0で勝利した。FW大迫勇也(ブレーメン)とMF南野拓実(ザルツブルク)がゴールを決めたなか、18歳のMF久保建英(マジョルカ)は後半頭から45分間プレー。データ分析会社「オプタ」によれば、6部門でチーム最多を記録したという。

 日本は前半23分に大迫が先制点を挙げると、同30分にはDF酒井宏樹(マルセイユ)のクロスを中央で南野が仕留めて追加点。2点のリードを奪って後半に突入した。

 森保監督は、後半から久保、MF原口元気(ハノーファー)、DF植田直通(セルクル・ブルージュ)を投入。久保はMF堂安律(PSV)に代わって4-2-3-1の右サイドハーフに入った。

 後半8分、右サイドで相手からボールを奪って絶妙なキープ力を見せると、後半24分には最大の見せ場が訪れる。相手ペナルティーエリア右手前でボールを持ったMF柴崎岳(デポルティボ)から相手最終ラインの裏へパス。絶妙なタイミングで抜け出した久保がゴールに向かってドリブルで仕掛ける。ゴールライン際で角度がなく、相手GKがニアサイドに立ってコースを消したなか、久保は思い切りよく左足を振り抜き、GKの頭上を抜いたが、シュートは惜しくもバーを直撃した。

 最年少ゴールこそお預けとなったが、久保は45分間プレーしたなかで、チームの中心にいたことが数字にも表れている。データ分析会社「オプタ」は、公式ツイッターでパラグアイ戦における久保のデータを公開した。

タッチ:49回
シュート:5本
枠内シュート:1本
デュエル:12回(勝率50%)
ドリブル:5回
被ファウル:4回

 投稿よれば、シュート数とデュエル数はチーム最多タイ。ドリブルと被ファウル数もチーム最多を記録したという。また、タッチ数は途中交代で出場した選手の中でチーム最多だったと記している。

 シュートを決め切れなかった課題は残るとはいえ、久保がパラグアイ戦の45分間で日本の中心にいたのは間違いないと言えそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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