長友所属のガラタサライは「CLで最も面白いチームの一つ」 大型補強に英メディア注目

ガラタサライDF長友にも注目が集まる【写真:Getty Images】
ガラタサライDF長友にも注目が集まる【写真:Getty Images】

2011年アジアカップ決勝での長友の「魔法をかけた」アシストにも言及

 日本代表DF長友佑都の所属するトルコ1部ガラタサライは、昨季にリーグ2連覇を達成。今季は3連覇を目指すなか、フランス1部モナコからコロンビア代表FWラダメル・ファルカオを獲得するなど、今夏の動きは欧州でも話題となった。英サッカー専門メディア「Squawka」は、世界でも屈指の実績を持つストライカーを加えたガラタサライに注目し、「メジャーな大会の決勝戦で魔法をかけた選手」として、長友にも言及している。

 トルコの名門ガラタサライは昨季、バシャクシェヒルとの優勝争いを制してリーグ連覇を達成。通算22回目の優勝には、長友も主力として大きく貢献した。今季はハイレベルな点取り屋のファルカオを迎え入れ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)ではレアル・マドリード、パリ・サンジェルマン(PSG)、クラブ・ブルージュと同組に入っている。

 レアルとPSGという決勝トーナメントの常連と同居する厳しい組分けとなったなか、「Squawka」はガラタサライの戦力に注目。「いかにして2019年夏の移籍市場がガラタサライをCLで最も面白いチームの一つにしたか」と見出しを打ち、ファルカオだけでなく、フランス代表MFスティーブン・エンゾンジ(←ローマ)やコートジボワール代表MFジャン・ミシェル・セリ(←フルハム)を獲得したことを評価している。

 なかでも、やはりファルカオには「エル・ティグレ(ファルカオの愛称)は過去10年間で世界ベストのストライカーの1人」と高い評価を与えており、ガラタサライにとって「パズルの最後のピース」とした。「容赦のないゴールゲッターであり、至高のリーダー」とされるファルカオへの期待感は、高いものとなっている。

 今夏の補強による効果に着目する一方で、同メディアは既存戦力の質の高さにも言及した。そのなかで長友については「サイドバックにはメジャーな大会の決勝戦で魔法をかけたにもかかわらず、あまり知られていない選手もいる」と紹介。2011年のアジアカップ決勝オーストラリア戦(1-0)で、元日本代表FW李忠成のゴールをアシストするクロスを上げたことに触れ、「インテルでのキャリアだけに目を向けていると、その素晴らしさを見逃すことになる」と称えている。

 多くのタレントを揃えていたところに、“ラストピース”としてファルカオまで手に入れたガラタサライ。CLでは強豪との争いを勝ち抜き、グループステージ突破を果たすことができるだろうか。

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