国王杯で規定違反のレアル 指揮官は「何も知らなかった」と失格処分回避に躍起

昨季の同大会で出場停止処分を受けたチェリシェフを先発起用

 レアル・マドリードは2日に国王杯のカディス戦を戦い、3-1で勝利を収めたが、本来出場資格のなかったロシア代表MFデニス・チェリシェフを先発起用したために、同大会から失格となる可能性が高まっている。ラファエル・ベニテス監督は、クラブ側が昨季の同大会で次戦出場停止処分を受けていたチェリシェフに関する情報を一切受け取っていなかったと主張した。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。

「クラブは何も知らなかった。連盟からの報告もなかった。我々も事態を把握したので、選手を交代させた。ビジャレアルからの報告もなかったが、我々はすぐに交代させた。気づいたのはハーフタイムだった。そこから我々は対策を協議した。善意を示すために選手を交代させた」

 ベニテス監督は試合後、こう語った。カディス戦で先制ゴールを挙げていたチェリシェフは、昨季ビジャレアルに期限付き移籍。そこで最後に出場した3月4日の国王杯バルセロナ戦で、累積3枚目のイエローカードを受けて出場停止となっていた。

 またMFイスコは、カディスサポーターがレアル側の違反をチャントにしてネタにしていたことを、ロッカールームで耳にしたという。

 

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