PSGも零封! 仏1部で3位躍進中の伏兵が5大リーグ今季最多無失点記録を更新

ロワール地方の小さなクラブの快進撃

 フランスリーグ・アンで躍進が続く昇格組のアンジェは1日、リーグ4連覇中で、現在首位を独走するパリ・サンジェルマン(PSG)との一戦で0-0の引き分けに終わった。ホームで大金星というわけにはいかなかったが、これでリーグ戦10度目のクリーンシート(無失点)を達成。英サッカー情報サイト「Squawka」によれば、この記録はここまでヨーロッパ5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)でトップの数字だという。

 この試合、FWズラタン・イブラヒモビッチをベンチスタートとしたPSGだったが、MFアンヘル・ディ・マリア、FWエディンソン・カバーニら主力の多くは先発していた。無得点のまま迎えた後半には、たまらずイブラヒモビッチや、FWエセキエル・ラベッシを投入した。だが、90分間ネットを揺らすことはできなかった。

 今季1993-94シーズン以来、22年ぶりの1部リーグを戦うアンジェはこれでリーグ戦7勝6分3敗で、勝ち点27で暫定3位となった。開幕戦で4季前の王者モンペリエを2-0で下したのを皮切りに、開幕4試合負けなしの好スタートを切ると、その後も名門マルセイユを下すなど順調に勝ち点を積み上げている。引き分けの多さが目立つとはいえ、粘り強い守備で堅守を築き、5大リーグトップとなる10回目のクリーンシートを記録。アンジェに続くのは、バイエルン・ミュンヘン、リヨン、インテルの9回、マンチェスター・ユナイテッド、アトレチコ・マドリード、ナポリ、PSGの8回となっている。

 フランスの小さなクラブの躍進はどこまで続いていくのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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