後半アディショナルタイムに2ゴール!! 広島が劇的な展開でG大阪を破り先勝

G大阪が二度リードを奪うが…

 後半に入ると、両チームともハッキリとゴール前でチャンスを迎える場面は減った。その中で、広島の森保一監督が先に動く。後半13分という早い段階で、エースのFW佐藤に代え、U-22日本代表FW浅野拓磨を投入した。

 しかし、直後に試合はG大阪の先制点という形で動く。同15分、広島が最終ラインでボールを持っている場面で、DF佐々木翔のパスをMF森崎和幸とDF千葉和彦がまさかの“お見合い”。G大阪FW長沢駿がGK林との1対1を簡単に決め、1-0とリードした。長谷川監督のスタメン起用が的中した格好になった。

 1点が入ったものの、まだ第2戦を残していることもあってか、ゲームが大きく動くことはなく、どちらも大きなリスクをかけないまま、試合は比較的落ち着いた展開で進んだ。

 その中で、G大阪は同32分にFW長沢に代えてパトリックを投入。カウンターで追加点を狙いにいく。しかし、スコアを動かしたのは広島だった。同35分、右サイドからのボールに途中出場の浅野が抜け出すと、GK東口順昭をかわして角度のないところからシュート。ゴールポストに跳ね返ったボールにMF柏好文が反応してシュートを狙い、最後はMFドウグラスがコースを変えてゴールに押し込み、1-1の同点に追いついた。

 しかしその直後、すぐさまG大阪が突き放した。1分後の同36分、MF遠藤保仁がゴール前に入れたFKのこぼれ球を、MF今野泰幸がボレーシュートで叩きこみ、2-1と再びリードを奪う。今野は準決勝の浦和戦に続く、チャンピオンシップ2試合連続ゴールとなった。

 

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