後半アディショナルタイムに2ゴール!! 広島が劇的な展開でG大阪を破り先勝

スコアレスで折り返した後半に、5ゴールが生まれる激闘に

 リーグ年間1位の広島が、最後の最後に意地を見せた。2日のJリーグチャンピオンシップ決勝の第1戦は、後半に両チーム合わせて5ゴールが生まれる目まぐるしい試合展開になった。G大阪が先制、勝ち越しと常に先手を取る試合展開だったが、後半アディショナルタイムに2点を奪った広島が大逆転勝利。3-2で初戦を制した。

 年間リーグ成績3位のG大阪は、11月28日に浦和との準決勝で延長戦を含めた120分を戦い、勝利を収めてこの決勝に進出した。そこから中3日ということもあってか、長谷川健太監督はFWパトリックをベンチスタートにして切り札として温存した。一方、リーグ戦の勝ち点が年間1位の広島は、この決勝からの登場。試合はG大阪のホーム、万博記念競技場でキックオフされた。

 ボールを保持する広島と速攻を狙うG大阪という構図の中、最初の決定機はG大阪に訪れた。前半9分、左サイドからMF宇佐美貴史が中央へ入れたボールがファーサイドに流れると、フリーになったMF阿部浩之がシュート。しかし、これはクロスバーを越えた。一方の広島もすかさず反撃に出る。同17分、MFミキッチからの右クロスをFW佐藤寿人がフリーでヘディングシュート。しかし、シュートは枠外に逸れた。

 次第にゴールに近づく形が増えていったのはG大阪だった。宇佐美やスタメン起用のFW長沢駿がゴール前でシュートを放つ形を作った。しかし、広島GK林卓人を破るには至らない。結局、前半は両チームとも得点を奪うことなく0-0でハーフタイムを迎えた。

 

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