マリティモFW前田大然、“執念”の移籍後初ゴール! 「辛抱強く続ける必要がある」
先発出場したトンデラ戦で同点に追いつくヘディングのゴール
今夏、ポルトガル1部マリティモに期限付き移籍で加入した日本代表FW前田大然が初ゴールを決めた。プリメイラ・リーガ第3節ホームのトンデラ戦に先発出場。1-2の後半30分、ヘディング弾を叩き込んだ。チームは勝ち越しを許して2-3で敗れたが、待望の一発にファンからも「動き出しもスピードもさすが」など称賛の声が集まっている。
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前田は2016年に山梨学院大学附属高校から松本山雅FCに加入。17年に期限付き移籍したJ2水戸ホーリーホックで、圧倒的なスピードを武器に36試合13得点をマークして台頭を現わすと、松本に復帰した昨季は29試合7得点でチームのJ1昇格に貢献した。また東京五輪世代の一員として、年代別代表でも活躍。6月にはコパ・アメリカ(南米選手権)に臨むA代表に初招集されデビューを果たした。
初の海外挑戦となるマリティモでの新たな一歩。トンデラ戦に先発出場し、1-2の後半30分、左サイドでFKを獲得。ゴール前ニアサイドにポジションを取った前田は、ファーサイドの味方の折り返しに反応し、飛び出して頭で決めた。移籍後初ゴールは前田“らしい”執念の同点弾となった。
前田の初ゴールにファンからも称賛の声が寄せられている。ゴール動画が付けられ、ポルトガル語で「勝つまで辛抱強く続ける必要がある」と投稿された前田の公式ツイッターには「大然らしいナイスゴール!」「動き出しのスピードもさすがだなぁ」「おめでとう大然!!オリンピック一直線!!」「執念!!!」と21歳FWを祝福するコメントが並んだ。
日本屈指のスピードを武器に、森保ジャパン秘密兵器”としても期待される前田。MF中島翔哉(ポルト)がブレークするきっかけとなったポルトガルの地で飛躍の道を辿れるのか。今後に一層注目が集まる。