フランクフルト鎌田、“勝負の3年目”に海外注目 「ブンデスの次のアジアスター」

フランクフルトMF鎌田大地【写真:Getty Images】
フランクフルトMF鎌田大地【写真:Getty Images】

シント=トロイデンでの武者修行で点取り屋として開花 ヒュッター監督も成長に太鼓判

 ドイツ1部フランクフルトの日本代表MF鎌田大地は、ベルギー1部シント=トロイデンへのレンタル移籍から復帰し、欧州で勝負の3年目を迎えている。海外メディアは、武者修行でひと回り大きくなった日本人アタッカーを、「ブンデスリーガの次のアジアスター」候補に推している。

 鎌田は2017年6月、J1サガン鳥栖からフランクフルトへ完全移籍。4年契約を結んだなか、初年度はリーグ戦3試合の出場に終わった。昨季は期限付き移籍したベルギー1部シント=トロイデンで公式戦36試合15ゴールを記録。今季はイタリア1部ジェノア行きも報じられたが、フランクフルトの一員として元日本代表MF長谷部誠とともにリーグ開幕節ホッフェンハイム戦のスタメンに名を連ね、1-0の勝利に貢献した。

 アディ・ヒュッター監督がドイツ誌「キッカー」で「この夏の鎌田大地は違う」と語るなど、信頼も高まりつつあるなかで、海外メディアも今季の活躍を予想している。

「鎌田大地:ブンデスリーガの次のアジアスター?」と見出しを打って報じたのは、衛星放送「FOXスポーツ」アジア版だ。

「長谷部誠、岡崎慎司、大迫勇也…彼らは近年、自分たちの道を示した選手の一部に過ぎないが、フランクフルトのライジングスターはそれに続く可能性が最も高い」と切り出すと、「鎌田は香川真司のように攻撃にエネルギーを提供し、テクニックとビジョンに恵まれている」と、ドルトムントのリーグ連覇に貢献するなど近年のドイツにおける最大の成功例である日本代表MF香川真司を引き合いに出して称賛。そして「23歳、彼はキャリアを本格スタートさせる年齢だ」と締めくくっている。

 ブンデスリーガで結果を残してきた“先輩”たちに続けるか。今季は鎌田にとって、勝負のシーズンとなりそうだ。

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