ミランの16歳守護神の違約金は170億円⁉ イブラ代理人「いずれ偉大な王者になる」
U−21イタリア代表GKドンナルンマを、ライオラ代理人が絶賛
ACミランの16歳の正守護神、GKジャンルイジ・ドンナルンマの価値は1億3000万ユーロ(約170億円)と、選手の代理人が主張している。イタリアのテレビ局「スポーツメディアセット・プレミアムスポーツ」が報じている。
ユベントスのMFポール・ポグバ、パリ・サンジェルマンのFWズラタン・イブラヒモビッチらを顧客に持つ敏腕代理人のミノ・ライオラ氏は契約を結んだドンナルンマを絶讃。その才能と価値をイタリアの有名な画家アメデオ・モディリアーニにたとえていた。
「彼はモディリアーニだ。彼の価値は1億7000万ユーロ(約170億円)。彼には素晴らしい将来が待っている。最高のものだ。彼は現時点では小さなチャンピオンだが、いずれ偉大なチャンピオンになるだろう」
ドンナルンマはアッズーリ(イタリア代表の愛称)の将来を担う存在と期待されている、10月25日のサッスオーロ戦で16歳242日というGKとしてはセリエA史上最年少でのスタメン出場記録を樹立。その後も、故障中のGKディエゴ・ロペス、実績抜群の元イタリア代表GKクリスティアン・アッビアーティに代わり、名門ミランのゴールマウスを託されて、素晴らしい守備を見せている。同じファーストネームを持つイタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンと比較される逸材は、周囲からも大きな期待がかけられている。故障などのトラブルがなければ、あと20年はトップレベルで活躍も十分可能だが、170億円はフットボール史上最高額の移籍金だ。
今季110億円の強化費をつぎ込み、大型補強を敢行したミランだが、前途洋々な守護神には夏の補強全てを遥かに凌ぐほどの価値が存在するという。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images