4ゴール、乱闘、そして退場… アトレティコFWコスタの「最悪の側面」にスペイン紙注目
「これぞジエゴ・コスタ」 ICCレアル戦で出色のパフォーマンスと退場劇を両立
アトレティコ・マドリードは現地時間26日、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)でレアル・マドリードと対戦し、7-3の大勝を収めた。スペイン代表FWジエゴ・コスタは4得点を挙げて大勝の立役者となった一方、乱闘騒ぎの末に退場となっている。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「これぞジエゴ・コスタ」とD・コスタの“らしさ”が出たと伝えた。
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アトレティコは開始早々44秒にD・コスタのゴールで先制。前半8分にポルトガル代表FWジョアン・フェリックス、同19分にアルゼンチン代表FWアンヘル・コレアが追加点を挙げると、ここからD・コスタのゴールショーが開演する。
前半28分に自身2点目を奪うと、同45分には自ら奪取したPKを決めてハットトリックを達成。ハーフタイムを挟んでもアトレティコとD・コスタの勢いは止まらず、後半6分にフェリックスのスルーパスに抜け出し、華麗なチップキックで4点目を決めてみせた。
ただ、これだけでは終わらないのがD・コスタだった。4点目のわずか4分後の後半20分、敵陣右サイドでの競り合いでチームメートが足を引っ掛けられて倒されると、近くにいたD・コスタは激高。ファウルを犯したスペイン代表DFダニエル・カルバハルの足を蹴り、乱闘騒ぎが発生した。この結果、D・コスタとカルバハルの両者にはプレシーズンマッチにもかかわらず、レッドカードが提示されている。
スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「これぞジエゴ・コスタ:4ゴールの後にレッドカード」と見出しを打ち、今回の“事件”に言及。「素晴らしいゲームを演じ、どこにでも現れた。戦い、戦い、チームメートを助け、レアルDFを翻弄するだけに飽き足らず、4点を叩き込んだ」と称賛しつつ、「悪いニュースは、最悪の側面も出てしまったことだ」として、乱闘からの退場劇を酷評した。
30歳となった今もストライカーとして健在であることを示し、新加入のフェリックスとも良好な連係を見せた一方、気性の荒さは相変わらずなことも露呈したD・コスタ。間もなく始まる新シーズンでは、どちらの顔が多く出ることになるのだろうか。