レアル“構想外”のハメス、ナポリ移籍交渉が停滞 代理人とジダン監督が“同盟”組む?
レアルとナポリ会長の思惑がすれ違うなか、代理人のメンデス氏がジダン監督を取り込んだか
去就が不透明になっているレアル・マドリードのコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスに対し、代理人のジョルジュ・メンデス氏とジネディーヌ・ジダン監督が“同盟”を組んだという。イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」が報じている。
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ハメスは昨季までの2シーズン、ドイツ王者バイエルン・ミュンヘンでレアルからの期限付き移籍でプレーした。その後、本人の意向もあり買い取りオプションは行使されず、レアルに保有権が戻って今夏の移籍市場が開いている。
レアルがハメスの現金化や他選手獲得の際の交渉に含めることを考えるなか、獲得に名乗りを上げたのがハメスの指導歴を持つカルロ・アンチェロッティ監督が率いるナポリだった。一時は獲得が決定的とまで報じられたが、そこからの進展が見られていない。
現在は、完全移籍で移籍金4200万ユーロ(約50億円)を求めるレアルのフロレンティーノ・ペレス会長の思惑と、買い取りオプション、あるいは義務のついた期限付き移籍をベースにしたいナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長の考えがすれ違っているとされる。
そうしたなかで、ハメスの代理人を務めるメンデス氏が、現実的に“構想外”となっているハメスを抱えるジダン監督との同盟を組んだと報じられた。
いずれにせよ、現状のままではプレー環境を失いかねないハメスだけに、ナポリ行きがまとまるか否かはキャリアにも大きな影響を及ぼす。選手の側に立つ代理人とクラブの中間にあるジダン監督を取り込んだことにより、“数的優位”の形成には成功した模様だ。果たして、ハメスのイタリア行きは早期決着を見ることができるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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