久保建英は「利益をもたらす鉱山を開く」 レアル加入による日本市場制覇に現地紙注目

レアル・マドリードMF久保建英【写真:Kyodo News/Getty Images】
レアル・マドリードMF久保建英【写真:Kyodo News/Getty Images】

レアル史上初の日本人選手として期待が懸かる久保 日本市場を動かす“切り札”と期待

 日本代表MF久保建英は、スペインの名門レアル・マドリードに加入し、その一挙手一投足に熱視線が注がれている。ミニゲームで元フランス代表FWカリム・ベンゼマのゴールをアシストし、コスタリカ代表GKケイラー・ナバスを足裏フェイントで翻弄するなど、選手としての実力はもとより、スペインメディアが着目したのはその経済効果だ。スペイン紙「ABC」は「利益をもたらす鉱山を開く」と伝えている。

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 久保は日本代表の一員として出場したコパ・アメリカ(南米選手権)の期間中にレアル移籍が決定。外国籍選手枠の関係上、フベニールA(U-19)登録となったが、これによりレアルB(カスティージャ)とトップチームでの出場に障壁がなくなっている。

 トップチームに帯同している北米遠征では、元フランス代表FWベンゼマへのアシストを決め、コスタリカ代表GKナバスをテクニックで翻弄、新加入のベルギー代表MFエデン・アザールと英語で談笑するなど、世界的なスター選手に交じって存在感を発揮している。

 日本のみならず、海外メディアからの注目度が日に日に増すなか、スペイン紙「ABC」は「レアル・マドリード、久保で日本を制覇」と題し、久保がもたらす経済効果について言及している。

「タケフサ・クボとの契約は、疑いの余地のない品質とともに、日本市場に革命をもたらした。レアルは人口1億2900万人の市場を動かしている。日本はアジアで最も裕福な国であり、1人当たりの平均年収は3万8000ユーロ(約460万円)だ。日本は久保がレアルでプレーする最初の日本人選手になることを期待している。それは日本代表のサッカーを進化させることにもつながる。久保が利益をもたらす鉱山を開く」

 久保加入でアジアの市場を拡大させることで、レアルのさらなる収益アップにつながると、記事では見立てている。戦力面、経済面でも久保への期待は大きいようだ。

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