アトレティコ、グリーズマン獲得のバルサに250億を要求へ 両クラブの関係悪化の可能性
12日にバルサ移籍が正式発表も、アトレティコ側は移籍金の面で譲らない構え
バルセロナはフランス代表アントワーヌ・グリーズマンの獲得を正式発表した。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスとの「MSGトリオ」結成が決まった一方で、放出した側のアトレティコ・マドリードとの関係性は芳しくないままだ。アトレティコは公式サイトで声明を発表し、約250億円もの移籍金を払うべき、と主張している。
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バルサはブラジル代表FWネイマール(パリ・サンジェルマン)復帰の噂もあったが、かねてより噂があったグリーズマン獲得に落ち着いた。しかしアトレティコ側は6月末のタイミングでバルサ移籍が決定しないことに不信感を抱き、先週末には「契約が締結されていないので、グリーズマンはプレシーズンキャンプに参加すべき」という声明を発表したところだ。
今回バルサへの移籍が決まったことで事態は沈静化するかと思われたが、そうもいかないようだ。現地時間12日にアトレティコが公式サイトで発表した声明には、このように記されている。
「アトレティコ・マドリードは、当該選手とバルセロナとの間の契約が、違約金2億ユーロ(約250億円)から1億2000万ユーロ(約150億円)に引き下げられる前に締結されたことが明らかなために、移籍金の引き下げは彼を買い取る条件としては不十分だと考えている」
グリーズマンの違約金は6月30日までは2億ユーロ、それ以降は1億2000万ユーロとなっている。ただし以前の声明でも触れているように、バルサとグリーズマンは2018-19シーズン途中の2月のタイミングで合意に至っていたというのがアトレティコの見解で、多くの移籍金を要求する構えを崩していない。
リーガ・エスパニョーラの覇権を争うライバルに絶対的エースを奪われる形となったアトレティコ。移籍金の部分で譲らない姿勢を見せ続けるようだと、両クラブの関係性はさらに難しいものになるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)