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データでひも解くW杯 準決勝2試合をプレビュー
ブラジル対ドイツ
7月9日に激突するのは優勝回数5回のブラジルと同3回のドイツだ。ポイントは、開催国のエースであるネイマールの欠場が濃厚であることだろう。チームの10得点のうち4得点を奪った彼の欠場がどのような影響をもたらすのか。
図1には、今大会でシュート3プレー以内に関わった選手のプレー数を載せた。ブラジルで最も多かったのはネイマール。2番目に多いマルセロと比べても倍以上の差があることが分かる。フィニッシャーとしてだけでなく周囲を生かすことでも機能していただけに、エースが不在の中でどのように攻撃を仕掛けるかに注目したい。
一方、ドイツはミュラー、エジル、クロースの3人がほぼ同数であり個人に依存していないことが分かる。今大会での支配率は58.8%で、総パス数は3235本で最多。ハイプレスからのカウンターで得点を奪うチームが多い中で、ポゼッションサッカーを披露する彼らはどのようにゴールを挙げるのか。
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