サンドイッチの具も検査 同時多発テロの影響でクラシコも史上最高の厳重体制

パリの同時多発テロがレアル対バルサの舞台サンチャゴ・ベルナベウにも影響

 パリで発生した同時多発テロは世界最高峰の決戦、レアル・マドリード対バルセロナの「エル・クラシコ」にまで影響が及ぶことになりそうだ。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。

 13日、世界を恐怖に陥れた同時多発テロで、フランス対ドイツのスタジアム付近でも3件の爆破事件が起きた。パリではこの日、129人の犠牲者を出した。

 ベルギー代表は17日に開催予定だったスペインとの親善試合をキャンセルし、同日に開催予定だったドイツ対オランダも、テロリストからの爆破予告により、急遽中止となった。

 全世界がテロの悪夢に騒然とする中、クラシコが21日、レアルの本拠地サンチャゴ・ベルナベウで行われる。緊張感が解けない中、マドリード側や行政は「サンドイッチの中身でも検査する」と入場に最大限の警備を敷く方針を示した。

 9月にアトレチコ・マドリードが本拠地で迎えたUEFAチャンピオンズリーグ予選のベンフィカ戦で、スタンドから投げ込まれた発煙筒がサンドイッチに挟まれて持ち込まれたと言う事例があったことから、この過剰とも言える入場検査を実施させることにも繋がった。パンにはさまれた具にも警察が目を光らせる。サッカー界最高の祭典であるクラシコが、無事に終了することをただただ祈るばかりだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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