ウェストハムFW、中国移籍浮上の波紋 クラブ関係者「酷い取引。出て行ってほしい」

ウェストハムFWアルナウトヴィッチ【写真:Getty Images】
ウェストハムFWアルナウトヴィッチ【写真:Getty Images】

クラブとの関係が破綻しているFWアルナウトヴィッチ 要求額に満たない30億円で上海上港に放出へ

 ウェストハムに所属するオーストリア代表FWマルコ・アルナウトヴィッチが、中国1部・上海上港へ移籍間近となった。新たな大物選手のアジア進出が近づいているが、ウェストハムとアルナウトヴィッチとの関係はすでに破綻しているようだ。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が、その舞台裏を報じている。

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 30歳のアルナウトヴィッチは、今冬の移籍市場でも中国への移籍が噂されていたが、この時は実現せず、新契約にサインしていた。

 しかし、その後アルナウトヴィッチの代理人であるダニエル・アルナウトヴィッチ氏は「彼は牛や馬ではない。彼は才能豊かなフットボーラーだが、ウェストハムに利用されている」とコメント。「ウェストハムは冬の移籍市場の最後の瞬間まで、マルコを排除しようとしていたし、今すぐにでも売ろうとしている。彼らにとっては単なる日用品にすぎない」とクラブを痛烈に批判していた。

 アルナウトヴィッチ自身も今では中国移籍を熱望しており、ウェストハムも愛想をつかしたようだ。上海上港からのオファーは2500万ユーロ(約30億円)でクラブの要求額には満たないが、それでも放出が最優先になっているという。

 「スカイ・スポーツ」のリポーターを務めるカベ・ソルヘコール氏は、ウェストハムに対する取材結果をこう語っている。

「ウェストハムに長年勤務する人と連絡をとり、『2日以内に発表されると聞いたが、アルナウトヴィッチの中国移籍は合意したのか?』と聞いた。彼の返事は『イエス。酷い取引だが、監督もスタッフも選手も彼には出て行ってほしい』というものだった」

 2017年からプレーしてきたウェストハムで、もはやアルナウトヴィッチの居場所はなくなっていたようだ。破天荒な物言いで知られるストライカーのロンドン生活は、わずか2年間で終わりを告げることになりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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