日本代表「サイドハーフ」最新序列 ウルグアイ戦で衝撃2発の三好が定位置争いに参戦

(左から)原口元気、堂安律、中島翔哉、三好康児【写真:Getty Images & AP】
(左から)原口元気、堂安律、中島翔哉、三好康児【写真:Getty Images & AP】

中島と堂安が不動に近い存在 右サイドハーフでは伊東に加えて三好も頭角

 森保一監督率いる日本代表は、ブラジル開催のコパ・アメリカ(南米選手権)でグループリーグ敗退に終わった。今大会は東京五輪世代の若手を中心にチームが編成されたが、これまで森保ジャパンで招集されたメンバーを基に、ここでは「サイドハーフ」の最新序列を見ていく。

 コパ・アメリカで改めて証明されたのは、指揮官が中島翔哉(アル・ドゥハイル)に寄せる信頼だ。定位置の左サイドハーフで3試合にスタメン起用し、持ち前の攻撃性能を最大限に生かすべく苦心。17日のチリ戦(0-4)では、中島の緩慢な守備から失点したが、20日のウルグアイ戦(2-2)では修正。指揮官も中島の奮闘を称えており、現体制において軸となる1人だろう。

 左が中島なら、右は堂安律(フローニンゲン)だ。昨年9月のコスタリカ戦(3-0)で代表デビューを飾ったレフティーは、10月のウルグアイ戦(4-3)で代表初ゴールをマーク。アジアカップでも継続起用されるなど指揮官の信頼は厚い。

 両サイドの2人は不動に近い存在だが、左では原口元気(ハノーファー)や乾貴士(アラベス)がしのぎを削り、コパ・アメリカでデビューした安部裕葵(鹿島アントラーズ)も控える。

 また右では伊東純也(ヘンク)が頭角を現しているなか、また新たに登場したのが三好康児(横浜F・マリノス)だ。コパ・アメリカのウルグアイ戦で2ゴールを叩き込み、世界に衝撃を与えた。東京五輪世代で主軸を担うレフティーは、伊東や宇佐美貴史(ガンバ大阪)らを脅かす存在となりそうだ。コパ・アメリカで未出場の伊藤達哉(ハンブルガーSV)はドイツで経験を積んでおり、再び招集された時にアピールできるか。

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