コパ・アメリカ参戦の日本に渦巻く批判、森保監督が会見で説明「理解してもらえれば」
他国の代表監督から批判の声 「拘束力がない。派遣義務がない」と裏事情に言及
FIFAランキング28位の日本代表は、現地時間24日のコパ・アメリカ(南米選手権)グループリーグ第3戦で同60位のエクアドル代表と対戦する(エスタジオ・ミネイロン/現地20時・日本時間25日8時)。前日会見に出席した森保一監督は、コパ・アメリカ参戦の日本代表に対する批判が他国の代表監督から巻き起こっていることについて、「理解してもらえれば」と説明している。
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海外記者から「パラグアイ、ベネズエラの監督から批判的な声が出ている」という質問が飛び、森保監督は「今、聞きました」と返答。「我々チーム、スタッフ、選手はこの大会に参加できることを聞いたうえで編成しているだけ。そこは試合に向けて集中してチーム作りをし、コンディション作りをして勝利を目指したい」と続けた。
今大会の日本代表は、これまでの主力を招集できず、東京五輪世代の若手を中心に編成。森保監督は「おそらくメンバーとして若い選手が多いのがポイントかと思うが……」と語り、「我々にはコパ・アメリカに参加することで、チームとして拘束力がないこと。所属クラブに派遣の義務がない」とチーム事情を付け加えた。
「長友(佑都)、大迫(勇也)、吉田(麻也)がいない。現在、日本代表の中心選手がいないかもしれないが、それは拘束力がない、招集の義務がないということ。打診はしたが叶わなかった。現在の日本代表で最強ではないかもしれないが、招集できるなかでベストな選択。そういう部分を理解してもらえればと思う」
日本は招待国としてコパ・アメリカに参戦しているが、森保監督は批判に対して理解を求めていた。
(FOOTBALL ZONE編集部・大木 勇 / Isamu Oki)