韓国メディア、ウルグアイと引き分けた日本を称賛 「0-4大敗の屈辱を少し洗い流した」

ウルグアイと引き分けた日本を韓国メディアが称賛している【写真:Getty Images】
ウルグアイと引き分けた日本を韓国メディアが称賛している【写真:Getty Images】

コパ・アメリカの舞台で2-2ドローの戦いぶりを称える 「意味のある試合内容と結果を得た」

 コパ・アメリカ(南米選手権)に参戦している日本代表は現地時間20日、グループリーグ第2戦でウルグアイと対戦し、2-2で引き分けた。韓国メディアも南米最強国を決める公式大会で、FIFAランク8位の強豪を相手にドローに持ち込んだ日本の戦いぶりを大健闘と報じている。

 韓国のニュース総合サイト「ノーカットニュース」は、ウルグアイ戦の結果を受けて「チリとの初戦に0-4で大敗した屈辱を少しばかり洗い流した」と報じている。

 また、「MF三好康児(横浜F・マリノス)が“解決士”となった。前半25分に右足でゴールをこじ開けると、後半14分にも再びゴールを決めた」と2得点の活躍ぶりを称賛。後半38分にピッチに投入されたMF久保建英(レアル・マドリード)に関しては、「これといった見せ場を作り出せなかった」と伝えた。

 またスポーツ・芸能ニュースサイト「スポータルコリア」は、「初戦のチリ戦では、チャンスを一度も生かせずに0-4で大敗したが、ウルグアイ戦は違った。2-2の引き分けに持ち込んだ日本の5バックは強固だった。FWルイス・スアレス(バルセロナ)とFWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)らが猛攻を仕掛けるウルグアイの攻撃を、効果的に防ぎ切った」と粘り強い守備を称えている。

 さらに「引き分けに持ち込んだ日本は、意味のある試合内容と結果を得た」と、強豪相手に善戦した日本の戦いぶりを称賛していた。

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金 明昱

1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。

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